English日本の音楽に触れてみませんか?

「2003 iEARN 国際会議 in Japan」は,ワークショップを開いて世界の先生方と音楽交流を実現させました。
※iEARN(International Education and Resource Network)は、「アイアーン」と呼ばれ、世界約100カ国、7,000校,70万人以上の教育ネットワークを誇り、ICT(情報とコミユニケーション技術)を使って、国際交流学習を成功させている、世界でも信用のある教育NPOです。

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「日本の音楽に触れてみませんか」のワークショップは昨年JAPET主催の「東京・大阪・名古屋 IT全国セミナー」の講師で日本の先生方と和楽器で触れ合い・・・すごく楽しかった思い出がありました。この楽しさを外国の方達は理解できるだろうか・・・と試してみたくなったのがこのワークショップを開くきっかけでした。はじめに賛成してくださったのはJEARNの上野さん。でも私にはそんな費用はどこからも出ない(ざっと見積もっただけでも100万以上かかる)・・・そのバックアップに全面協力してくださったのが,セミナーでお世話になったスズキ教育ソフト会社の社長の横幕さんでした。「色々なことにチャレンジすることはいいことですよ。やりなさい,やりなさい・・・人手がないならわが社の社員も貸しますよ」と有能な社員 長井真由美さんをお借りしました。意を強くして「楽器がないんだけど・・・」今度は鈴木楽器製作所の原田課長さんも「楽器は貸しますからどうぞ好きなようにやってみてください。運送は私がしますからご心配なく」またまた意を強くして同僚の名古屋市立蓬来小学校の追立希美恵先生に話したら「いいわよ・・・何でも手伝うよ」追立先生が自分が習っている英語の伊藤智子先生に話をして・・・伊藤智子先生も「私通訳をやってあげる」伊藤智子先生の友だちの富山正子さんに話をして「私呼び込みや荷物運びやってあげる」九州からも小松先生が「私も何が手伝えることがあれば手伝うわよ」っとご夫婦でお手伝いに・・・元JAPETの三谷新太郎さんもご夫婦で「お手伝いしましょう・・・」ちなみに私の主人も和紙の人形の説明役と荷物運びに・・・何とも感動したのはみんな手弁当・・・費用はすべて自己負担・・・今時こんなこともあるんですね。こうしてこのワークショップは始まりました

原田さん

伊藤さん

追立先生

左からiEARNスタッフ伊藤さん,長井さん

長井さん

和紙の人形作りスペース



プログラムに
1120分から12時までと表示されていたので終わったと思った方達もいらっしゃいましたが,帰りかけている人を呼び込み班の方が「ビラ配り」に・・・そして,会場はじゅうたんの上に直接琴や,三味線をおいて・・人が集まってきたのでさぁー・・・せ・つ・め・い・・・あらあら・・・とんでもない・・・やはり外国の方は積極的・・・自分のやりたい楽器のところにススーッと座ってもう弾いているのです。そして,初めての楽器でもちゅうちょすることなくどんどんセッションに参加していきました。

「さくら さくら」の曲を紙に書いて教えている私(廣田)です。

琴の説明をしている小松先生ご夫婦

熱心な生徒さんでした。

私の主人の指導で人形作りをする台湾の先生達。

イランの先生達も頑張ってつくっています。

5以上は作ったでしょう・・・
熱心な先生でした。

太鼓が大好きアメリカからのユースの子供達。

笛と三味線と琴のセッション

琴と笛のセッション

私達もすかさずセッションの音をWavファイルにして,その音に合わせて次は盆踊りです。これも思わず吹き出してしまうほど楽しそうに踊るのです。一方・・・さすが,ここに参加する日本の方は積極的です。外国の方にどんどん盆踊りを教えているのです。

ブルーバックの前で踊りの練習

盆踊りの踊り方でおどります。

ビデオに撮るとブルーの色が絵に変わります。

踊っている間にその中の一人が背景画像をパソコンで描きます。その絵で驚いたのが日本では赤が太陽で,黄色が月・・・というのが定番なのですが,「これは月?」と聞いたら「太陽だ」とむっとされました。国によって太陽の色も違うんだ・・・なるほど・・・と周りの日本の先生方もうなずいていました。

花と花火の絵です。

中学生の参加です。

青空いっぱいの小学生の絵です。

Jpegファイルができ,いよいよ背景画とブルーの幕の前で踊る姿をビデオで合成しました。すると・・・スクリーンをみて「うぉー!」またまた歓声が上がります。ビデオに興味のある方は,その合成方法を説明してほしいとカメラの横から離れません。

出来上がったビデオメールをCD-Rに焼いてもって帰る人もいました。そんなこんなの和楽器音楽交流スピード仕上げでしたが,作品の出来不出来はともかく・・・和紙の人形も,和楽器のセッション,ビデオメール・・・とみんな大変喜んでくださいました。おかげで心配していた今後の学校間交流の約束もできて本当に楽しい一日でした。iEARN JEARNの皆様,こんなすばらしい機会を与えてくださって本当にありがとうございました。
今後も積極的にがんばってください。
最後に,お知らせです。それぞれの国にビデオメールを送るためのアドレスをいただいたのですが・・・メールアドレスの綴りがわかりにくいものが多く,届かないかもわかりません。その対策として,私のホームページに全部のビデオを載せようと思っています。届かないと思っている方はここから自分のパソコンにダウンロードしてください。

左から原田さん,追立先生,奥内先生,私
伊藤さん

2枚目は私のところに私の主人が入りました。